塩竈市魚市場魚魂祭が12日の午前、塩竈市魚市場南棟で斎行されました。
例年、塩竈みなと祭を目前にした週末に行われる本祭事に出席したのは、佐藤光樹塩竈市長ら行政関係者、桑原茂塩釜商工会議所会頭ら来賓と水産関係事業者らの約30人です。
祝詞奉上や玉串奉奠(ほうてん)など一連の神事が執り行われ、往生した魚族を慰霊するとともに、豊漁を祈念されました。
塩竈市魚市場ではこれからの時期、旋網まぐろがピークをむかえ、夏が終わりを告げた頃合いには当地のブランド魚『三陸塩竈ひがしもの』の取引が始まります。
参列者一同は魚類の魂を慰めるこの日、海に生きるいのちを通して自然環境や海と海産物をとりまく情勢に思いを巡らせつつ、水揚の好調に期待を寄せていました。