令和3年度塩竈市魚市場魚魂祭は20日午前、塩竈市魚市場で斎行されました。
魚類の魂を慰め資源の繁栄と豊漁を祈る祭事は全国各地の港や水辺で実施されていますが、塩釜港では魚魂祭として海の日の前日に行うのが恒例。
今年は、東京五輪延期に伴う祝祭日の配置変更に対応した開催日程となりました。
結びに感謝の意と祈りこめて塩釜港に放魚
昨年と同様に新型コロナウイルス感染拡大防止に配慮し、規模を縮小した塩釜港の魚魂祭。
繁忙期の塩竈市魚市場に祭壇が設けられ、神職による祝詞(のりと)奉上や代表者の玉串奉奠(たまぐしほうてん)など一連の儀式が執り行われました。
祭事の結びには、市場の岸壁からカレイを塩釜港に放魚。
参列者一同、魚族への感謝と大漁祈願を胸に大海へ放たれた活魚たちを見送っていました。