お知らせ

トヨタ自動車東日本の白根会長が塩竈市魚市場における『ものづくり相互研鑽活動』を視察

トヨタ自動車東日本株式会社(以下、TMEJと記載)の白根武史代表取締役会長が12月17日早朝、みなと塩釜魚市場に来社。

鮪延縄船の水揚げ作業やセリのほか、塩竈市魚市場における『ものづくり相互研鑽(けんさん)活動』の一環で、現在試作中である鮪運搬用台車のテスト運用を視察しました。

地方自治体の認可により水揚魚市場を担う企業がTMEJと同活動を実施するケースは、みなと塩釜魚市場が初めて。

この日は佐藤光樹塩竈市長も懇談の場に同席し、地域と地場産業の振興に向け活動する両社と行政[*1]が今後も連携していくことを再確認しました。

[*1]今回の活動は相互研鑽を行う両企業と、塩竈市のほか宮城県とその外郭団体である公益財団法人みやぎ産業振興機構が連動して進められてきた

ものづくり相互研鑽活動とは?

この相互研鑽活動は、TMEJが地場の企業と"ものづくり"を学び合い、相互に知見・技術を研鑽し生産力の強化を図ることを目的にした事業。

公益財団法人みやぎ産業振興機構ならびに行政(県・市)と同社が連携し、企業同士の交流を通じて生産性向上や人材育成などサポートしてきました。

対象となる業種は食品、水産加工、農業、造船、金型、機械製造など多岐にわたります。

”トヨタ式カイゼン”として世界的にも知られるメソッドを取り入れた最適化により、東北経済の底上げに寄与してきました。

産地魚市場の機関としてはみなと塩釜魚市場が初めてのケース

塩竈市魚市場の卸売業務などを担うみなと塩釜魚市場は令和3年4月~同4年3月までの1年間、TMEJとともに『ものづくり相互研鑽活動』を実施。

水揚げ市場といわれる産地魚市場の関連機関として参加した企業は、これまでにはなく初のアクションです。

塩竈市魚市場の現場で始動してから約8ヶ月。

試作中の鮪運搬用台車実用化とともに、従業員がともに考え知恵をしぼって改善を進めていく意義も見えてきました。

業務の効率化を実行し万全な作業環境のもと、安心安全にたんぱく源の供給につとめる―――。

活動から得た学びを念頭に、成果を重ねて組織と産業の進化を実現していきたいものです。

© 2021 みなと塩釜魚市場